東京都飯田橋の大神宮通りに面した集合住宅です。
計画地は、東京大神宮などの歴史ある街並みと、駅前の再開発による近代的な街並みが混ざり合うエリアに位置しており、敷地周辺の歴史性や、近代的な新しさが同居する街並みを感じさせるデザインを目指しました。
街並みに存在する様々な要素を線に置き換え、外観はコンクリートのマリオンとスラブで繊細な線の表現の外観デザインを計画し、エントランスには異なるパターンの線を交差させた、ワイヤーメッシュのデザインウォールで街並みに調和したデザインを計画しました。
狭小なエントランス空間でも、内外の床材を同じ石張りで計画し、エントランスに外部の領域を取り込むことで体感的な広がりを持たせるように計画しました。
狭小な建物でも小さいからこそできるデザインを考えることで、豊かな空間を創出できるのではないかと思います。