銀座6丁目、東急プラザ銀座と帝国ホテルの間に位置し、御幸通りから泰明小学校前をひと筋入った4m道路に面する。ファサードには、避難階段・EVホール・エントランス・避難バルコニーが並ぶ、ひとつのファサード空間で作ることにした。
本敷地は銀座地区計画に指定されており、18mの制限高さの中、地下1階地上6階建を選択。天井高さによって、配管ルートや照明の位置が絞られる為レイアウトを制限するが、日本建築学会賞を受賞する程の洗練されたデザインが、唯一無二の印象を与えテナント誘致に成功している。
この透明性の美しさは、薄く繊細ながらも、機能と構造から導かれた「物質の重量」を伴った永続的なものである。
移り行く都市と、更新されるインテリアが自然に風景となり、銀座の街に溶け込んでゆくことを願っている。